狭い駐車場などで勢いよくドアを開けてしまい、隣に停めてあった車に危うくぶつかりそうになった…
このような経験をお持ちの方はいると思います。
わざとではないとしても、ぶつけてしまった車に傷がついた場合はきちんと相手に対して謝罪をしなければいけません。
今回は、軽くドアをぶつけてしまった時の修理代や相手方へのお詫びも含めた対応方法についてまとめていきます。
特に、小さいお子さんがいる家庭では思わぬ事態が起きる可能性もありますので、もしもの時のための参考にしていただけると幸いです。
隣の車にドアを軽くぶつけたら修理代は、傷やへこみが大きいほど高額になる
隣の車のドアに自分の車のドアがぶつかるということは、自分の車のドアの端の方が相手の車のドアの側面に当たることになるため、相手へのダメージの方が大きくなる可能性が高いです。
そのため、どのくらいの勢いでぶつけてしまったのかによって傷やへこみの大きさが変わってきます。
当然ですが、修理代についてはその傷やへこみの損傷の大きさによって高額になっていきます。
ドアに軽い線傷や擦り傷がある場合
ドアへの軽い線傷や擦り傷の場合は、程度としては比較的軽い部類の損傷と言えます。
大きな板金や塗装が必要ではない場合が多いため、手のひらくらいの範囲の傷であれば一般的に4万円~5万円で修理が可能と考えられます。
ただし、特殊な塗料が剥げてしまったり、軽く当たっても高級輸入車の場合、ドアを1枚丸ごと交換ということも考えられるため、あくまで目安と考えてください。
ドアがへこんでいたり、塗装剥がれを伴う傷がついた場合
ドアがへこんでしまったり、塗装がはがれてしまうような傷がついた場合は修理代は高額になります。
きれいに直すためにはまず、板金でへこみを無くして全体を整えた後で、傷がついた部分を修復し、周辺の色と修理した後の境目がわからなくなるように塗装し直す必要があります。
修復のための工程も多いということと色を合わせる作業が難しい場合が多いため、10万円前後の修理代は覚悟する必要があります。
また、状態によってはドアを1枚丸ごと交換となるため、高級車の場合は20万円以上かかる可能性も出てきます。
車のドアをぶつけた時の修理代は保険適応?
車のドアをぶつけてしまった場合の修理代は、契約している任意保険の内容にもよりますが、保険で修理代を保証してもらえる場合もあります。
過失割合については、相手が止まった状態である場合、10:0となりますので、ぶつけてしまった側が全て修理代を支払うという形になります。
ただし、保険を使って修理をすると、翌年に等級が下がったり保険料が高くなってしまうため、傷の程度によっては保険会社と相談をしてから決めた方が良い可能性もあります。
車のドアの修理代は業者やディーラーによって変わることも
修理をする場合、ディーラーや業者によっても修理代が変わってきます。
これは、車検や一般的な車の整備と同様で工賃や部品によって差が出てくるためであり、少しでも安く抑えたいと考えるのであれば、しっかり見積もりを取ってから修理を依頼した方が良いと考えます。
純正部品でしか直せないような場合はディーラーに頼むしかありませんが、汎用品で直せるような場合は自動車工場などの方が安く済む場合もあります。
隣の車にドアをぶつけた時の対応
では、もし隣の車にドアをぶつけてしまったらどのような対応をすればよいのかも整理しておきます。
わざとではなかったとしても、相手に対して損害を与えてしまったことになりますので、迅速に誠心誠意、謝罪することが一番大切です。
車の持ち主に連絡する
まずは、ぶつけてしまった車の持ち主にすぐに連絡することが重要です。
駐車場に止めてあった車の場合、待っていても中々持ち主が現れない可能性もあります。
そういう時は、駐車場を管理している人やお店の人に連絡をし、施設の放送を通じて呼び出してもらったり協力をしてもらうようにお願いしましょう。
謝罪や修理代などでお詫びの意を示す
ぶつけてしまった車の持ち主と会うことが出来たら、まずは誠心誠意、謝罪をして深くお詫びをしましょう。
ここでは、間違っても言い訳を言ってはいけません。
相手の駐車の仕方ややむを得ないような状況もあるかもしれませんが、止めてあった車にぶつけた方に非があるため、こういう場面ではしっかり謝ることが一番大切です。
その後、修理代について話を進めていきますが、保険適用を考える場合は警察に連絡をして物損事故として処理をしてもらうように手続きをしていきます。
ここで、相手から示談を持ちかけられてもあとからトラブルにつながる可能性も出てくるため、修理代を請求された場合は警察に間に入ってもらうようにすることをおすすめします。
他人の家の塀などに軽くぶつけてしまったら
車のドアを他人の家の塀などにぶつけてしまった場合も、きちんと家主に説明をして謝罪するようにしましょう。
弊にぶつけてしまった場合は車側のダメージの方が大きい可能性もありますが、相手側の建物の修復代も高額になる可能性があるため、しっかりお詫びをして話を進めることをおすすめします。
ドアを軽くぶつけた場合、警察へ連絡するべき?
ドアを軽くぶつけてしまった場合、相手側に損害を与えてしまい修理代を支払うことになりそうであれば、必ず警察に連絡することをおすすめします。
もし、本当に触れる程度の軽さでぶつかってしまい、傷などがなく相手への謝罪で修理するに至らない場合は当事者同士で解決することも考えられます。
ただし、軽くぶつかっただけだからといって、そのまま逃げてしまうということはしないようにしましょう。
隣の車のドアにぶつけないためのポイント
ドアをぶつけてしまうと相手も自分も嫌な気持ちになってしまうため、極力そのようなことは避けたいところです。
自分は大丈夫だと過信せずに、普段から次のことにもしっかり気をつけて、不測の事態を起こさない努力をするようにしましょう。
乗り降りの際は車のドアから手を離さない
これは基本中の基本ですが、車のドアを開けたときに自分が思っている以上に勢いよく開いてしまうことがあります。
そのようなことが起きないように、乗り降りの際はドアに手をかけたままにして、ドアが勢いよく外側に開きすぎないように注意しましょう。
特に狭い駐車場で隣の車との距離が近いときは、ドアに手を挟まないように注意しつつ意識してドアに手をかけることをおすすめします。
風が強い日はよりドアの開け閉めに注意を!
前述の内容と関連しますが、風が強いときも風によってドアが勢いよく外側に開いてしまうことがあります。
その勢いで隣の車にぶつかってしまうと、大きく傷つけてしまうおそれがあるため大変危険です。
そのため、風が強い日もドアから手を離さないようにし、ゆっくり開けることを心がけるようにしましょう。
力に自信がない人は、誰かが先に安全にドアを開けてから、外側からドアが一気に開かないようにサポートしてあげることも大切です。
子供にはドアをゆっくり開けるように教える
小さいお子さんがいる場合、大人ほど力がないということと隣の車に注意がいかないことがあり、勢いよくドアを開けてしまうことがあります。
そのため、子供には車のドアを開けるときはゆっくり静かに開けるように日頃から教えてあげることも大切です。
このことが習慣になれば、大人になってからも勢いよくドアを開けることが少なくなる可能性があります。
壁や柱の隣に駐車する
隣の車にドアをぶつけないようにするには、極論、隣に車がなければいいということになります。
そのため、駐車場ではなるべく壁側や柱の隣に駐車することで物理的に回避するという方法も考えられます。
ただし、ドアを勢いよく開けてしまうと今度は壁や柱にぶつけてしまう可能性もあるため、前述のとおり、基本はドアをゆっくりと手をかけて開けるということを意識することをおすすめします。
隣の車に軽くドアをぶつけた時の修理代を調べている人がよく思う質問
まとめ
今回は、隣の車にドアをぶつけてしまった場合の対応方法やぶつけないための注意点についてまとめました。
都心の狭い駐車場ではわざとではなくても起きてしまう可能性があります。
どんなに急いでいてもドアを勢いよく開けないようにし、隣の車との距離感も注意深く見るようにして安全を確認してから乗り降りすることをおすすめします。
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