日本車が誇るキングオブミニバンと言えば、誰もがアルファードを思い浮かべると思います。
その堂々たる佇まいはもちろんのこと、内外装のラグジュアリーさは発売されてから他の追随を許さないほどの完成度の高さです。
一方で、王者の貫禄にふさわしく車両価格に関してもいわゆる高級車の部類に入る価格帯に位置しており、最上級グレードとなると1,000万円に迫るほど高額になります。
ただ、これは新車価格の場合の話であり、実は中古に関しては手が届きやすい価格で購入ができるものもあります。
今回は、そんな高級ミニバン アルファードの中古車について相場や狙い目の年式などを調査していきます。
憧れのアルファードをお得に購入したいと思っている方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
アルファードの中古が安いのはなぜ?
結論、アルファードの中古は、安い車両も出回り始めています!
2002年に登場した初代アルファードから現在の4代目新型アルファードまで、実に22年の歴史を刻んでいます。
発売当初から人気の車種であったため、市場に出回っている数も多いことから、最近では年式や状態によっては手が届きやすい価格で中古が出回ってきています。
では、具体的には、どのような理由でアルファードの中古が安くなってきているのかまとめていきます。
走行距離の影響
アルファードの中古が安くなってきている理由の一つが、過走行車が増えてきているということにあります。
使い方にもよりますが、一般的に1年に1万kmを超えて走り続けていると過走行車と言われるようです。
中古車市場では走行距離が10万kmを超えると、価格が一気に下がっていく傾向にありますが、アルファードも10万km超えの車両が増えてきているようで、それが中古価格に影響をしていると言えそうです。
高級車ではありますが、ミニバンとしてのファミリーカーの側面もあるため、家族での遠出などが続くと高年式であってもあっという間に10万kmに近づいてしまうのかもしれません。
年式が古い車が増えてきている
アルファードは2002年に登場してから現在に至るまで20年以上の歴史を持つトヨタの旗艦車種です。
そのため、初年度登録から10年以上経過しているモデルも多数あるため、低年式車扱いとなり中古車価格が下がってきているとも言えます。
昔と違い、最近の車はメンテナンスさえしっかりしていれば耐久性にも優れているため、20年経っても乗り続けられる車が多くなってきています。
アルファードも同様に年式が古くなってきても、まだまだ走れる状態のものもあるため、中古車価格が下がってきていると言えます。
アルファードの中古は値下がり・値崩れしている?
アルファードは、上述のとおり、登場から20年以上経過しており過走行車も増えてきていることから、中古車市場の中では値崩れが始まってきていると言えます。
値下がり、値崩れを起こしてきている理由は以下の点が挙げられます。
- 人気車種であるため、どの年式であっても販売台数が多いことから市場に弾数が多い
- 初代アルファードと2代目アルファードがすでに発売から10年以上経過している
- ミニバンという特性もあり、過走行車が多い
アルファード中古の狙い目は?
アルファードの中古車はある程度妥協点を持っていれば、新車価格とは比べ物にならないほどお得に購入できます。
では、どのような点に注目して購入を検討すべきか、アルファードの中古の狙い目を以下にまとめてみました。
- あまり人気のないカラーを選ぶ
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一般的に車は白か黒が人気色になりやすいです。
そのため、この2色については中古車価格も高くなりがちなので、これ以外の色で好きな色があれば安い車種を見つけられるかもしれません。
- 高グレードかつ多少カスタマイズされているものを選ぶ
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一般的に中古車市場はノーマルに近いベースグレードの方が値落ちしにくい傾向にあります。
特にカスタマイズされている車はエアロなどの派手さを嫌う人もいるため、実は値落ちが大きい傾向にあります。
- 低年式で低走行のものを選ぶ
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過走行車は足回りを始め、車を構成する消耗品等の寿命が近づいている可能性が高まりますが、低年式であっても低走行車であれば、消耗品を交換しながらまだまだ現役で走れる可能性もあります。
- モデルチェンジ直後を狙う
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車はモデルチェンジされると、注目が一気に集まるため古い年式のものは値崩れが始まっていきます。
現在は4代目アルファードになったため、特に2代前のアルファードは狙い目になっているかもしれません。
アルファードの中古価格
ここまでアルファードの中古車相場についてその傾向をまとめてきましたが、実際の価格はどうなのか2024年9月時点の中古車市場を以下にまとめていきます。
アルファードの中古価格と新車価格
アルファードの中古価格と新車価格はモデル別にみると以下のようになっています。
モデル | 価格 |
4代目(現行) | 5,400,000 円~8,720,000 円(税込) |
3代目 | 中古平均価格 4,698,000 円 |
2代目 | 中古平均価格 1,191,000 円 |
初代 | 中古平均価格 478,000 円 |
4代目アルファードが発売されたことで、今後も徐々に3代目アルファードが安くなっていくと予想されます。
アルファードの中古相場
アルファードの中古相場はモデル別にみると以下のとおりとなります。
モデル | 価格 |
4代目(現行) | 7,770,000 円~16,500,000 円 |
3代目 | 1,650,000 円~21,990,000 円 |
2代目 | 400,000 円~2,680,000 円 |
初代 | 210,000 円~1,680,000 円 |
3代目アルファードで超高額な車両がありますが、大型モニターや冷蔵庫がついている、いわゆる特別仕様車になります。
アルファードの中古を30万で購入可能か?
アルファードの中古をカーセンサーで30万円以内で探してみると、全国で約15台ヒットしました。
もちろん、低年式過走行であるのは言うまでもありませんが、この値段でアルファードを購入できるということが中古車の魅力とも言えます。
アルファードの中古を100万で購入可能か?
同様に、アルファードの中古を100万円以内で探してみると、全国で486台ヒットしました。
基本的には初代アルファードが中心となりますが、初代アルファードの中でも程度が良いものが購入できそうです。
また、過走行ではありますが、2代目アルファードも購入できるため、購入時期やタイミングによっては掘り出し物が見つかる可能性もあります。
ヴェルファイアの中古とアルファードの中古はどちらが安い?
2代目アルファードが登場したタイミングで発売されたのが、アルファードよりもアグレッシブな顔つきのヴェルファイアです。
アルファードと同年代のモデルで比較をしていくと、初代ヴェルファイアの中古車相場は270,000 円~3,190,000 円と幅があり、ほぼ同価格帯にあると言えます。
一方でヴェルファイアはアルファードよりも販売数では劣っていたため、多少弾数が少ない分、同グレードであってもヴェルファイアの方が価値が高い場合もあるようです。
ヴェルファイアは見た目がアグレッシブな顔つきであるため、好みが分かれるところもありそうです。
アルファードの中古購入で後悔しないためのポイント
ここまで、アルファードの中古相場や狙い目についてまとめてきましたが、購入するときに後悔しないためのポイントもまとめておきますので、ぜひ参考にしてもらえると幸いです。
- 安くても過走行車にはむやみに手を出さないようにする
- 初代アルファードを購入する場合はなるべく低走行車を選ぶ
- 2代目アルファードは高グレードのものかカスタマイズされたものを選ぶ
- 低年式であってもメンテナンスノートがあれば整備記録がわかるため、しっかりチェックする
- 修復歴がある車は極力購入しないようにする
- モデルチェンジが予定されている場合は、必ず発売を待ってから中古車を探す
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まとめ:狙い目の中古を見つけよう!
今回は、アルファードの中古についてモデルや特徴を中心にまとめました。
発売から20年以上も経っている車ですが、モデルチェンジを経て今もなお、国産ミニバンの頂点に君臨し続けている大人気車種です。
新車価格だと手が出せないという人も中古車であれば、手頃なものを見つけられる可能性があります。
この記事でもまとめましたが、狙い目となる中古の特徴を押さえて、じっくり探してみると自分にぴったりの1台が見つかるかもしれません。
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